若手の奮戦

クーデター倶楽部会員の「米のさくら屋」さんが『ガイヤの夜明』テレビ東京に出演されます。青山ファーマーズマーケットでデモンストレーション中の取材です。藤川社長は関東に初めて北海道産ユメピリカを紹介した気鋭です。北海道ではネット通販中心だったので「生のお客様と触れたい、声を聞きたい」と単身、店頭販売に挑んだのす。
その結果、1日平均150本を超える売上を叩きだし、一躍売上№1の座を確保しました。2か目以降は、再来店頂いたお客様も徐々に増え、試飲したお客様からネットや電話の注文も50数件入り、「お客様と会話することの重要性を初めて知りました‼」と話されています。
ネット通販の存在感が日々増えるなかで、「小売の原点」は対面接客であるとしみじみ語る社長の笑顔は飛びきりのものでした。
今後の更なる発展を祈念致します。

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モノ造りの本質

MOUSEコンピューターをご存じですか? 飯山トラストという企業が生産しているBTO(受注生産)方式の国内生産コンピューターです。大手は挙って撤退や縮小しているハード生産ですが、この会社は果敢にも個人オーダーコンピューターを信じられない低価格で販売し、売上も好調と聞きます。その原因は何なのでしょう?大手の大量生産・大量販売に背を向け、個人顧客のニーズを「オーダー」という形で、それも独自のソフトや技術開発による低価格で実現させた事でしょう。更にネット専用のPR動画は、企業の基本姿勢を明確かつシンプルに表現しており、正に時代の生き方を提案しています。是非、一度CMを視てください。百聞は一見にしかず、です。

「もしもロボットが居てくれたなら」

天皇陛下 万歳

今上陛下が御自身の進退について語られました。御高齢での国事行為が多い事に対する健康不安が原因ではなく、天皇として国と国民に対して勤めが充分果たせ無い事への申し訳なさからの御発言でした。更には陛下御自身が崩御なさった時の、社会的影響の大きさを少しでも軽減なさりたいという有難い大御心からの御言葉とは、余りにも勿体ないことであります。
一方、現代の経営者は会社を支える社員を第一に考えるのでは無く、株主しか見ていない人が多く、社会に於ける企業の存在意義が「金儲け」しかないとは余りにも情けないではありませんか!今こそ企業を率いるトップの資質が問われる時代はありません。戦後70年が経ち、日本のあらゆるモノやコトが時代に合わなくなり、2675年続いた皇室でさえ、陛下御自身から変わろうと為さっているにも関わらず、小売業のほとんどが「変わらない」事こそ自社の存在意義だと言わんばかりの、時代を読めない業態は如何なものでしょう?
天皇陛下の末永いご健勝と皇室の永遠のご繁栄をお祈り致します。

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反撃開始

高島屋ベトナム店がオープンしました。低迷する国内需要対策として、此れから消費拡大が確実な東南アジアへ百貨店の新しい活路を求め、高島屋の東南アジア戦略の第3段です。来年以降タイやインドネシア、マレーシアと一大海外店舗網構築を予定しているそうで、鈴木会長の決断下、一気呵成にシンガポールでの成功を拡大し、東南アジアでのシェア-独占を目指しています。海外では未だカントリーリスクが大きく、百貨店が利益を確保しうる迄時間が掛かると思われますが、高島屋の決断は将来を見据えた、大変重要かつ称賛されるべき判断だと思います。中国での貴重な経験を基に、是非成功させて貰いたいと思います。

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ニッセンを完全子会社化

セブン&アイ・ホールディングスが連結子会社のニッセンの完全子会社化を決めました。コンビニ以外の本業で苦戦が続くセブン&アイがリストラ推進の為の動きを加速させた一環です。ネット通販時代に乗り遅れた大手通販は、セブンの推進するオムニチャンネル戦略の下、どの様な改革をするのでしょう。同グループの西武・そごう百貨店は新に筑波店と八尾店を閉鎖予定だそうです。旭川店と柏店が既に閉店決定なので、百貨店は撤退縮小以外、何の対策も見当たりません‼通販も単なるネット通販化以外に生き残ることは難しいのでしょうか?小売業者の知恵の絞りかた次第では無いでしょうか?
小売業の奮闘を期待します‼

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加速する国際ネット通販

日本通運がアリババと提携しました。
中国の消費者がアリババの通販サイトで購入する場合、日通は現在主流の国際郵便より3割安い料金で中国まで輸送するそうです。更に、複雑な通関業務も引き受けるそうです。中国政府は今まで把握できず課税出来なかった個人輸入品に対し、輸入品の内容、金額、物流などの情報を電子データで提出することをこの4月から義務づけたため、ネット通販各社は早急な対応を求められていました。その為、日通とアリババ提携により初めてデータ一括送信化が可能になります。
今まで国際ネット通販のネックだった物流体制が整備されたことで、今後国際ネット通販の急速な拡大が予想されます。

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 世界制覇を視野に入れたJ・マー氏