プレミアムライデー

初めてのプレミアムフライデーが終わりました。TVでは普通の金曜日と変わらないと言うのが大方の意見のように見えました。百貨店も期待したような売上増加は無かったと言っています。時間が出来たからといって急にファッションに興味が出るわけがないし、旅行するにはお金も掛かるので皆が皆旅に出れる訳でもありません。しかし、人々が少しずつ認識し出せば効果は出てくるでしょう。それまでの間に百貨店が時間ができた消費者にたいして、集客できる魅力的なソフトやMDを提案できるか否かが大きな課題でしょう。何もしなければ何も生まれません。折角のチャンスを生かすも殺すも百貨店次第なのです。百貨店の奮起を期待します。

流石です

元PARCOの伊東会長です。現在はセゾン財団の理事を務められ、文化事業に汗を流されています。

流石です!

    • ハンティングワールドの伊藤社長です。現在、東大ラグビー部の監督も忙しい業務の合間を縫ってなさってます。ラガーマン

無印良品成長の秘密

無印良品の金井会長と会食時に、『最近のMUJIの衣料は良くない!』と述べたら『何処がどう良くないですか?』と食い下がられたので、幾つか説明したらじっと耳を傾けられ、じっと聞き入っていました。後日、詳しく話を聞かせて欲しい、と連絡がきたので本日行って参りましたら驚きました。金井さんだけかと思っていたら、20名の衣料部隊が勢揃いでした。『外部の生の意見を聞く機会がないので』と言われ、忌憚の無い意見を1時間余り話して参りました。その後、金井会長は皆で『今のお話をどう捉え、どう活用すべきか』とブレストに入られました。自社の悪口を言っている本人を迎えて、社員に話をを聞かせ、「他人は、消費者はこう見ている。だからMUJIはどうするべきか」とすぐに、ブレストに入りました。今、小売が忘れてしまった、『謙虚』『即行動』が此処には在りました。机上ではなく、皆と徹底したブレスト、上司の率先、羨ましいとどうしたらにMUJIの強さの源を見たと思いました❗流石、MUJI、! ますますMUJIが好きに成りました!

今、考えるべき事

伊丹十三監督の「スーパーの女」をTVで見ました。1996年制作の、近所に大手スーパーが進出した事により苦戦する町のスーパーが、利益のみを追求する大手に対して、『お客様』がスーパーに『何を望んでいるのか』を徹底的に追求した結果、大手に打ち勝つというストーリーです。この中で主人公が『お客様がスーパーに望んでいるのは新鮮で安い事』と言い切るシーンがあります。正にお客様のニーズを言い当てている言葉です。続けて『これができずに高い肉や魚を一番良い場所に置くのは見栄だけ❗』とも言うのです。この言葉を聞いて、今苦戦している小売業全てに当てはまる事だと思いました。百貨店の存在意義は?メーカーが造るべき物は?目の前のお客様が自社に対して何を望んでいるのか今こそ真剣に考え直す時期が来たのです。苦戦している理由は正に此処にあると思います。