東急PLAZA銀座 オープン

銀座に新しい顔が増えました。旧東芝ビルがあった銀座数寄屋に3月31日に東急PLAZAがオープンです。全部で125店舗が集積され、「 本物志向の大人の男女」がターゲットです。上層階に2層のロッテ免税店を擁し、爆買いを意識した構成です。
レストラン環境は基本カジュアルで、近隣OLに受けそうですが、夜対応はちょっと厳しそう‼ファッションフロアーも、大人と言う割には入っているブランドのターゲット年齢はもう少し低そう。洗練された大人ターゲットと言うより、地方からの東京土産店の集積っぽいです。1Fのブティック群がそれぞれ入口を独占し、上層階まで行きにくい事と、各フロアー動線が良くなく、正に、観光地です。もう少し環境面に銀座らしさがないと厳しそうです。色んなモノを狙いすぎた感があります。

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免税店売場に外国人は居なかった‼

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7F雑貨フロアーは楽しいけれど、動線が良くなく歩きにくくは見るのに難有り

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免税店は百貨店化粧品売場そのもの

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日本人客ばかり目立つ店内

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ONWARD樫山の馬場社長。一生懸命、売場の課題をチェックしていました。業界大手で、これ程真面目で熱心な人は少ないです。頑張れ馬場社長‼

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進む国際化

ファミリーマートが日本郵政グループと組んで、海外配送に乗り出すそうです。先ずは3000店舗ある台湾から始め、タイや東南アジアへ順次拡げて行くそうです。訪日客の母国向けを狙うそうです。国際化に向け、限定顧客向けではありますが、いよいよ日本企業が、世界に目が向き始めた事の意義は大きいです。国内しか視野に無かった物流が進出すれば、他の日本企業の進出もしやすくなるでしょう。此が第一歩で、更なる国際化の推進が望まれます。

輝和美倶楽部 稼働です。

日本の伝統技術を現代から未来に繋ごうとする、「輝和美倶楽部」のオープンパーティが、世田谷のThe Foramで開催されました。

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当日は、現代の日本文化として「宝塚歌劇団」や「日本舞踊」、「琴」の生演奏が披露され、集まった皆様から盛大な拍手を贈られました。

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関東会席料理の雄である、燈燈庵の高水社長による「室礼」のお話と、素晴らしい御料理の振る舞いがなされ、大満足の会でした。

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盆栽

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今、大人気の環境デザイナーの袴田氏
やドイツ文化センターの廣川御夫妻、等多数ご参加頂きました。

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JRの挑戦

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新宿駅南口にルミネの新ビルがオープンします。「NEWOMAM」です。ルミネとひと味違った新業態が多く出店しています。白河清澄のブルーボトルを始め、サザビーグループやBIABUSの新業態など見処満載です。
ルミネの意地悪で、奥になってしまった高島屋側に出口はお印程度の小さな出入口で、大変です。
エスとネーションがナイキの運動靴主体の靴売り場で、今年の夏も足元は運動靴か、と考えさせられました。
今回は見れませんでしたが、中には託児所や小児科医院があるそうです。共稼ぎ夫婦が出勤前に預け、帰りに子供を迎えに行き、帰るためです。8年前に新宿高島屋で計画された内容そのものですが、実行されませんでした。
新時代の駅ビルです。

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高島屋の若いバイヤーが一生懸命、ブランドをチェックしていました。がんばれー若手。

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11月11日独身の日

今日は中国においてアリババグループが創設した「独身の日」です。昨年の同日はたった1日で1兆750億円を売り上げました。今年の目標は2兆円だそうです。ネットは此処まで進んでいます。日本の百貨店は何をモタモタしているのでしょう!最大規模の伊勢丹でさえ目標額は200億円で、しかもこの目標値は年間です。世界との国境はとっくに無くなり、日本国内で商売を考える時代は終わりました。目先の爆買いに喜んでいるようでは先が知れています?今が最後のチャンスです。日本の製品をもっと知ってもらい、日本の国と人をもっともっと知ってもらうべきです。クールジャパンなどという政府機関もあったはず。何をしているのでしょう!

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サンヨー商会の反撃

長年苦労して世界のラグジュアリーにまで育て上げたにもかかわらず、後足で砂を掛けて離れていったBURBERRYに固執する事なく、Macintoshで捲土重来を図るサンヨー商会の杉浦社長にインタビューしてきました。263店舗一挙にオープンさせた裏には、社長自ら各百貨店にトップセールスをかけ、BURBERRYからMacintoshに1店舗も欠けること無く変換できた事はファッション業界の奇跡ベスト3に入る快挙だと思います。その為この春から殆ど毎日のように全国行脚で真っ黒に日焼けしていました。口で言うのは簡単ですが、トップが此処までやったということはお世辞抜きで素晴らしい事です。背水の陣で望んだ杉浦社長の顔がとても清々しく男らしく立派でした。頑張れサンヨー商会。

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中国へ進撃

資生堂やユニチャーム等の日用品を扱う日本企業10社がアスクルと組んでアリババの海外企業向けモールの「天猫国際」に出店すると発表がありました。中国のモール出店は今までも楽天やスタートトディ等が在りましたが全て撤退しています。今回は日本企業が連合艦隊を組んでの捲土重来です。中国のネット規模は日本の10倍以上有り、規模を持たなければ埋もれてしまう危険性があります。また日本製と偽った商品が本物の数十倍も流通している国なので、「本物の日本製」を何処まで打ち出せ、PR出来るかが勝負です。中国は口コミ社会なので、ツイッター等での口コミ戦略も合わせないと難しいでしょう。

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無印良品の進撃

無印良品の店舗が全世界で888店舗になるそうです。この売れない時代に順調な業績を誇るその秘密は何処にあるのでしょう?金井会長にその秘密を伺いました。
『「これが良い」から「これで良い」暮らしの提案』が標語のように『足りる』事が幸せと感じる社会に向けて良品計画が何をすべきか常に考えています。金儲けを目的にした会社か消費者を幸せにする事が目的の会社か、当社は後者でありたいと考えています。「株主の為に企業はある」という会社や「金儲けだけ」が目的の会社にはなりたくない』と語られました。とても含蓄のあるお話です。フェラーリに乗って高級レストランに行き、チップを弾んでノーネクタイ&半ズボンで一等席を用意させ、メニューに無いハンバーガーを注文し大きな声で傍若無人にまるで自分がスターだと云わんばかりの振る舞いをする人とは全く無縁で休みの日は家族で里山ボランティアに参加して秋の収穫に向けて、下草刈りや土地整備に汗を流し、お弁当を食べ終わったら草の上で昼寝をするといった、本当の贅沢な生活を普通に行える為に無印良品が出来ることをやりたいという、何と時代の先をしっかり見つめた発言なのでしょう!此れからの企業トップはこれくらいの明確な社会使命を語れなければダメだと思います。
金井会長、相変わらず素敵でした

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百貨店の反撃

三越伊勢丹が(株)CCC(ツタヤのホールディングカンパニー)と提携を発表しました。両者で合弁のマーケティング会社を創設し、ライフスタイル提案型商業施設など、新たな事業の企画開発を推進するとの事。時代を見据え、常に消費者サイドで物事を見て、消費ニーズを先取りしてきた両者が組んだことの意味は我々の想像以上の重さが有りますね。これからは各業態1社しか生き残れない時代において、異業態同士のコラボとしてはかなりの規模と実績を目論んでいることは確実でしょう。
三越伊勢丹の大西社長は常に現状の業態としての百貨店に危機感をお持ちで、お話をする度に、その斬新且つ先見性に驚かされます。今回の施策も数ある大西流改革策のひとつでしょうが、今後の発展を見守って行きたいです。

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総合から「個」へ

前回、セブン・アイの総合スーパー2割閉店の話をしました。これは総合という名の下に顧客を一括りで括る事がもはや時代のニーズに合っていないということを物語っていると論評しましたが、訪日顧客も一括りではいけないと「ガイアの夜明け」で同じ様に語られていました。その理由は訪日顧客の母国は多種多様で、各々文化も違えば習慣も違い、来日目的も違うというのです。当たり前といえば当たり前ですが、今まで我々はどうしても一括りにしてレッテルを張り、効率のみを追求し過ぎていたように思われます。彼らは求めるサービスも違うし、何が一番彼らのニーズなのか真に理解しないと、画一的なサービスでは直ぐに飽きられてしまうからです。さらに番組では東京の大丸百貨店が外国人による覆面調査員を投入し、どの様なサービスが今後必要なのか、販売員がきちんと対応しているのか、品揃え・サービスと販売員教育まで一貫して対応すべく調査を開始していました。その時担当した販売員は完全に気後れしてしまい、覆面調査員からはダメ出しを食らっていました。訪日外国人に販売員全員がきちっと接客できるよう教育する事はすごく重要であると番組は話しており、話せなくても方法はいくらでもあると言っていました。しかし、これは外国人でも日本人でも同じです。消費者は個々ニーズが別々であることは当たり前なのです。この事に日本の小売業は早く気がついて欲しいものです。