アマゾンの攻撃

アマゾンが食品や日用品を簡単に注文できる小型端末を販売開始した。冷蔵庫や戸棚に設置し、飲料や洗剤が切れたらボタンを押すだけで注文出来てしまうそうだ。「買う物が決まっている日用品のショッピングが不要」になる可能性を秘め、スーパーやドラッグストアには脅威となりうる。ネット技術の進化は止まる事を知らず、消費者の生活は便利になる一方である。

かって、アドレスを打ち込まなければホーム頁へ辿り着けなかった時代に、ボタンを押すだけでホーム頁に辿り着ける夢を見たが、現在ではそれ以上の速さで進んでいる。消費者のニーズを汲み取るのは既成概念に凝り固まったプロの小売業ではなく、単純に「これがあったら便利だろう」というより消費者の目線で考えている素人達の方が現実を認識している。

大手のメーカーは百貨店や総合GMSに見切りを付け、新しい商圏を開拓しだしているようだ。

販売員の教育

11月24日付け日経新聞夕刊のコ「あすへの話題」

非常に考えさせられる文章です。私が百貨店に入社した時の教育では、正にこのような接客を教わりました。当時の顧客は目まぐるしく変化する社会や生活に対しての溢れる情報に追い付いて行けず、その道のプロのアドバイスや情報に頼っていました。時代は進み、顧客は当時と比較にならない規模の情報に曝されており、やはりプロのアドバイスを求めています。当時と異なるのは、顧客がある程度自分の好みを自覚しており、流行に左右される事なく、ライフスタイルに関する情報を望んでいる点です。しかし、販売員の接客レベルは50年前なのです。多くの百貨店は 複雑化したポイント制度やレジ操作教育ばかりで肝心の接客方法は教えていないのが現実です。

今こそ顧客のニーズにきちっと対応できる販売員育成をするべきです。

大西社長の挑戦

百貨店各社の中間決算が発表されましたが、何処も苦戦を強いられており、冬物商戦の苦戦も響いて良い話は全く聞こえて来ません。そんな中でも百貨店業界の旗手である三越伊勢丹へのマスコミの論調が厳しくなっています。

マスコミの論調は、「爆買い頼みで策が無さすぎで、そのツケが回って来ている」という単純なものです。これは全く表面しか見ていない3流記事でしかありません。経済記者が良く使う経営改善策のリストラや店舗縮小、営業施策のリニューアルのどれか以外は百貨店の根本を理解していない事の表れです。小論でも度々取り上げましたが、販売員売上歩合制導入や自主MD商品開発の積極的推進、海外進出へ向けた着実な布石、国内新顧客層掘り起こしへの挑戦など、他社が全く手をこまねいている事を果敢に挑戦しています。これらは直ぐに目を出すものではなく、将来への種蒔きです。今やらないと遅きに失するものばかりです。これ等を評価せず、目先ばかり対応する事しか評価出来ない我が国の流通マスコミは3流です。

頑張れ、大西社長。

苦戦

日経新聞第一面(10月27日)に三越伊勢丹が2017年3月期予想を、営業利益2割減と報じています。中国観光客の爆買い減少やネット通販拡大影響、優待割引のポイントへの変更等の諸条件が重なった事が要因と分析しています。同紙にはH2Oがやはり11%減益と報じています。又「関西スーパー」と資本業務提携し、食品スーパー強化を図り、他業態化推進を目指すそうです。

また、銀座松坂屋跡地の大型複合施設の概要も発表されていますが、テナント紹介ではなく、設備や屋上庭園等に説明が割かれており、物販施設のイメージは極めて薄い紹介記事になってます。

翌日の記事では「百貨店苦境突出」の記事が大きく紙面に踊っています。

これ等の記事に反撃する内容は三越伊勢丹と東急百貨店の東南アジアで日本商品売場を展開した位しか見かけません。東南アジアへの進出は効果的な戦略だと思いますが、肝心なのは国内での徹底したMD改革と顧客戦略開発です。

寂しい限りの百貨店・・・・・・・・頑張れ???

孤軍奮闘

三越伊勢丹が日通、JTBと訪日顧客取り込みのための新会社を設立するそうです。苦戦する百貨店業界において、唯一社、集客からMD再編、海外へ再出店など果敢にチャレンジしています。全部が上手く行くとは限りませんが、小売の形体、ルールに新時代に合った形を必死で模索しています。イセタンミラーに始まったこの一連のチャレンジは形だけを猿真似する他百貨店の追随を許しません。

同日の日経新聞に「BAROQUE  JAPAN」の新規上場に伴う株式募集が、眩しく眼に飛び込んで来ました。他のアパレルを尻目に、国内外で絶好調な数少ない勝ち組であります。この会社の凄さは会議ばかりで一向に物事が進まない大企業病の他社と違い、一旦方向性を上層部が認めたら、後は全て現場の自主性で運営されていくことです。最新ブランドの「AEVES」もデザイナーの堀海斗氏の伸び伸びと創られたデザインがとても時代の先を進んで、とても素敵です。

凋落する旧勢力と台頭する新勢力が、業種業態を超え、新たな小売の創造に向かって混沌とした時代を迎えた今、時代の流れから目が離せません。

AEVES2016 コレクション 堀 海斗氏

アルマゲドンの始まり

セブン&アイ・ホールディングス傘下のそごう・西武が運営する関西地区の店舗をH2Oリテイリングに譲渡することが発表されました。両社は相互に57億円程度の株を持ち合い、提携に踏み切るとの旨。これを期にそごう・西武は大規模な規模縮小を計り、業

態変化も厭わず、生き残りを模索するとのことである。

百貨店が同業他店に店舗を譲渡するという前代未聞の策を行う意義は何処にあるのだろう?セブン&アイ・ホールディングスとH2Oとの提携は何処まで効果が期待できうるのか?今百貨店に望まれる事は目先の呉越同舟は勿論、縮小均衡策を取るのではなく、「何故モノが売れないのか」真剣に検討し、消費者ニーズをしっかり把握し直し、その上で対策を取るべきを、先に「取り合えず・・・・・」ばかりで、事の本質を理解していないことが現在の危機的状況を招いたと大いに反省すべきである。相互のポイントカードが使えることが顧客の利便性を大幅に引き上げるとは考えにくいし、そごうの看板が阪急に変わっただけで売上が上がれば苦労はしない。

緩い生活

青山のファーマーズマーケットへ行ってきました。ジャパンクラフトfairも開催されており、約70社が出店しており、何時行ってもとても楽しいイベントです。其所で漆の懐石用の大型皿と米びつを買い求めました。総漆でどちらもデッドストックモノの傷一つない、職人技を感じさせる逸品ですが、驚くほど安い値段でした。どの店舗も、生産者が直接販売しており、種々の苦労話や深い蘊蓄と共に、単なる「買い物」以上のモノを一緒に頂いた気がします。売っている人も主催者も小売りに関しては素人で、でも、楽しみながら販売している姿は、大手小売業が忘れてしまった原点を感じました。「 緩い空気」の中で、皆が楽しそうに空間と時間を消費しています。
ここの創設者である、あの、黒崎さんの雰囲気が宿った、日本で唯一の素敵な空間でした。是非、一度足を運んでみて下さい!

image

ファーマーズマーケット

image

クラフトマーケット

WordPress for Android から投稿

国境を越えるネットビジネス

佐川急便が中国ネット販売第2位の京東と提携を発表しました。京東の日本館で買った商品を、日本から4日間で消費者に届けると言うものです。日本から上海、又は北京の関税特区へ運び、複雑な輸入手続きを佐川急便が行い、国内は佐川急便提携先の中国郵便公司が行う仕組みです。これにより、従来の半分で、しかも確実な日本製が手に入ることに成りました。個人輸入は今まで税金が掛けられず、政府も対処に困っていましたが、これで課税でき、政府も消費者にとっても良く、急速に普及するでしょう‼アリババの対応が楽しみです。

忘年会

クーデター倶楽部の忘年会第1弾が行われました。皆様今年1年、お付き合いいただき誠に有り難うございました。来年が皆様にとり、更に良い年に成りますように、心より祈念致します。

image

image

image

image

image

皆様、良いお年を!

反撃の巨人=楽天

海外へ日本商品を販売するネットビジネスに逆らう様に、海外商品を日本で買えるように楽天に韓国企業数十社が出店する事になりました。日本での入手困難商品が手に入り易くなる一方、配送事故や商品不良を楽天が保証するとはいえ、不安が残ります。現在は平行輸入商品がほとんどなので正規商品というのは大きな魅力ではありますが・・・・・!爆買いばかり目が向いている小売業にとって、日本の消費者対応強化は、大きな警鐘になるでしょう.

 

WordPress for Android から投稿