アルマゲドンの始まり

セブン&アイ・ホールディングス傘下のそごう・西武が運営する関西地区の店舗をH2Oリテイリングに譲渡することが発表されました。両社は相互に57億円程度の株を持ち合い、提携に踏み切るとの旨。これを期にそごう・西武は大規模な規模縮小を計り、業

態変化も厭わず、生き残りを模索するとのことである。

百貨店が同業他店に店舗を譲渡するという前代未聞の策を行う意義は何処にあるのだろう?セブン&アイ・ホールディングスとH2Oとの提携は何処まで効果が期待できうるのか?今百貨店に望まれる事は目先の呉越同舟は勿論、縮小均衡策を取るのではなく、「何故モノが売れないのか」真剣に検討し、消費者ニーズをしっかり把握し直し、その上で対策を取るべきを、先に「取り合えず・・・・・」ばかりで、事の本質を理解していないことが現在の危機的状況を招いたと大いに反省すべきである。相互のポイントカードが使えることが顧客の利便性を大幅に引き上げるとは考えにくいし、そごうの看板が阪急に変わっただけで売上が上がれば苦労はしない。

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