GINZA SIX
銀座SIXを見てきました。松坂屋跡に大丸が脱百貨店を掲げてオープンしたテナントビルです。 感想 良い点:これからのMDで重要要素の一つに『広さ』が挙げられますが、どのブティックも従来の百貨店の2倍から3倍の面積を持ち、フルライン展開出来ていること。結果、競合する銀座三越や松屋で買うより、商品を選びやすく買いやすい。 悪い点:MDがラグジュアリーに片寄り、爆買い狙いなので一般消費者がどこまで付いてくるか疑問。日本人顧客をどこまで呼べるかが勝負だが、新規顧客開拓より他社からどれだけ奪い取れるかと言うことになるだろう。また、地下の食品は新業態中心と言うが魅力は全く無い。上層階のレストランも魅力ある老舗は無く、集客には弱い。1階の化粧品も固定客対応型の展開で、衝動買いや新規顧客開拓は難しそう。 東急銀座プラザよりラグジュアリーは格段に揃っており、グレード感も良いが、肝心のMDは新鮮味を感じられず、つまらない。百貨店離れが強まる一方の原因追求をせず、仕入れ形態を変えただけのMDでは、消費者を新規に開拓することは難しいでしょう。