世界が相手に №2

2つ目は「大量生産大量販売」を止めることです。消費ニーズが多層化した現在、従来の大量生産による在庫を保持して大量に売るという方程式は市場に合いません。今までは定価販売後のバーゲンでそこそこ売れたので一定量生産しても利益も確保でき商品も処分できましたが、定価で販売できなかったものはほとんどバーゲンでも売れないからです。低価格化が定着した現在、価格販売ですら利益が出しにくくなっているのですからバーゲンで売れても利益はほとんど出ず、ましてやバーゲンでも売れなくては丸々赤字化してしまいます。結局定価販売できる量を確実に見越し、百貨店をはじめ今までは認められなかった「売り切り御免」方式に変更せざるを得ないのです。そのため、店頭投入時期や量などを見直し、早期早期に次商品を投入し売り抜ける、商品がなければ敢えて売り場に無理に商品を投入しないやり方を採用すべきなのです

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