MATUOの挑戦

松尾インターナショナルの新業態店に行ってきました。相模原伊勢丹の3Fにできた「M2➕」です。これは松尾インターナショナルが協力メーカーの商材をチョイスして編集したセレクトショップです。此処までは今までも在った話ですが、従来と違うのは、松尾インターナショナルのブティックがプラットフォームとしての機能を果たし、テイストの異なる複数のターゲットにあらゆる角度からのコーディネートを提案していくというものです。結果、顧客サイドの商品選択肢が格段に拡がり、購買点数や単価を増やすというものです。その為90坪という大きな面積に約60のブランドが展開されています。中にはフラワーコーナーがあったり、靴のゾーンが在ったり、Mrs.の好きなアイテムが配置され、回遊を意識した売場造りは期待できそうです。
松尾社長は販売機会の少ないメーカー商品に売場を提供し、工場やメーカーとの共存共栄を目指しています。
問題は見掛けの店頭効率のみを気にする百貨店が、売上を落としても利益効率が上がる大型ショップ展開に理解を示すか否かです。地方店ではメーカー撤退で割と出店しやすいでしょうが、売れる都市部では厳しいでしょう。
百貨店が時代の流れに目を向けてくれることを祈るばかりです。
がんばれー松尾社長!

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