コロナ禍の後に(物販業界)№3-4

コロナ禍後の消費動向は大きく2つあります。

コロナ禍の前から消費者は商品選定基準に「地球にやさしい」「環境にやさしい」などを選び始め、更には必要以上にモノを待たないため「断捨離」を始め、最後にはモノを持つこと自体を見直し必要な時に必要な分だけ使えればよいという「シェアー」という概念が生まれたのです。基本的には合理主義と環境問題を合わせた「新・ライフスタイル」のhttp://創造でした。

この流れを一挙に推し進めたのがコロナ禍です。在宅ワークや三密防止などのおかげで消費者は自宅に留まることが多くなり、結果、今までの生活全般を見直すことになったのです。家の中の不必要なものを整理したり、家族との時間を楽しんだり、主婦はパートタイム業務を家で行えるようになったり、会社一辺倒の生活を自宅での効率的業務スタイルに変えることになったのです。

スーツは不要になり、清潔なカジュアルスタイルが一般化し、外出は運動靴になったのです。今までネット販売に馴染みが薄かった主婦層もネットの便利さや機能性に一挙にはまりこみ、外出が自由になった今でもネットでの生活用品購入を楽しむ状になりました。モノを買う楽しみから探す楽しみを覚えたのです。

結果、一つ目の消費動向は「必要なものを買うためのネット利用から、探す楽しみのためのネット利用」が消費者の間に年代を問わず広まったことです。モノを買うために広まった検索機能は、あらゆる範囲にその範囲を広げ消費者に提供していることにあらゆる層の消費者が気が付いたのです。

今では台風予想からコロナの発生地、バーゲンの先行告知、すいてる病院の場所など、欲しい情報検索は無限に使われています。生活の中に完全に根を下したネット昨日はその膨大なメガデータを駆使した予測情報=これから何が流行るか、それは幾らで、何色で、どんなデザインで、値引き販売しているのは何処で、といった情報検索からモノを購入するようになることです。

現在ではなく近未来の予想は消費行動にどう影響するかは全く予測がつかない時代になるでしょう。なぜなら、100人いれば100人が欲しいものが違い、その違うものが買えるようになるからです。消費者は益々ネット検索を利用して自分の好みを探し、欲しいモノを手に入れるようになるでしょう。

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